坂の上のブス

この4月からバイトの業務がまったく変わり、東京に出掛ける機会が数回あった。基本的に日帰りなので早朝から出掛けて適当に帰ってくるわけであるけど、出来ることならばずっと東京にいたい。

なぜならばとにかく美人が多いからだ。

大阪近辺では靴べらみたいな顔、水溜まりみたいな顔、どて焼きみたいな顔、古新聞みたいな顔、スイカ割りされたような顔・・・。

ユニークのオンパレード。
毎日がハロウィンナイト。

そりゃ時には大阪にも美人はいるわけだけど、ほんの一握りで結局は口を開けば「でんがな、まんがな、なんでやねん、ほなさいなら。」で色気も何もない。

その点、東京は安定した高品質でしかも圧倒的に量が多く、口を開けば「スタバ、フラペチーノ、ミッドタウン、蔦屋書店、抱いて。」そりゃ好きになるに決まってんだろうよ。喋ったことないけど。

みなさんは日露戦争をご存知だろうか。

1904年に勃発し、1905年にかけて繰り広げられた大日本帝国とロシアの戦争である。
ロシアには当時世界最強と評されたバルチック艦隊があり、一方の日本はひなびた中古の船を集めた艦隊であった。
欧米諸国を中心に世界中の予想は大日本帝国の惨敗。戦場となる満州国フィンランドポーランドのようにロシアに併合され、本丸である日本はトルコ同様にロシアの驚異に晒され続けるものだと思われていた。

満州国周辺から朝鮮半島全体に戦禍は拡がり、兵力は日本30万、ロシア50万。仮に同数だとしてもバルチック艦隊朝鮮半島に来てしまえば日本の負けは濃厚で、ましてや長引こうものなら大日本帝国の敗戦は間違いなかった。

人数で劣勢。
兵器で劣勢。

しかし日本には戦争に長けた天才たちがいたのである。

大山巌
児玉源太郎
乃木希典
東郷平八郎
・・・etc

旅順、203高地奉天と立て続けに奪取して、
極めつけは超能力者と囃された秋山真之が「対馬海峡を封鎖せよ!」と真価を発揮し、日本海海戦を勝利。これが日露戦争の勝利を決定付けて、有色人種が白人種を世界で初めて打ち負かす結果となった。

こうなると世界中がしっちゃかめっちゃかですよ。極東の謎の小国が大国ロシアを負かしたわけですから。これをきっかけに世界が色々と変な感じになって第一次世界大戦に突入していくわけですけど、それはまた別の機会に。

東京と大阪の人口を平成27年国勢調査結果から確認してみると
東京 1,350万人
大阪  884万人

東京は大阪の1.5倍超だ。
前述のロシアと日本の兵士の差は1.6倍超。
そう考えると頭数では日露戦争ほどの差はない。

兵器は化粧品と洋服だと考えたら東京に多少の分はあるものの、大阪もそれほど遅れているわけでもなく大差はないだろう。

ということは、日露戦争をひっくり返すよりも大阪のブスは東京の美人をひっくり返すことができる状況にあるわけなのだが、まったくそういう結果にならず、むしろますます差を広げられている。

となると、やはり決定的な違いは美に長けた天才たちがいない点なのであろう。

大阪のブスはグランフロント大阪ルクアイーレ、なんばパークスをウロウロしてドトールで「でんがな、まんがな、なんでやねん」を繰り返し、カプリチョーザで「ほなさいなら」。

その頃東京の美人は銀座、東京ミッドタウン、代官山蔦屋書店をウロウロしてスタバで「マシュマロチョコチップタウン、タウンワーク多め」で静かに過ごし、ミート矢澤で「抱いて」。

そりゃ大阪が東京に勝てる要素など1ミリもねーわ。ずっと東京にいて美人を見ていたい。抱いてと言われたい。僕の股間が田園調布で二子玉ライズ。

後ろ髪に引かれながら新大阪に到着し、聞き慣れたアナウンスで駅に滑り込む御堂筋線。乗り込んだ車内に溢れるブスたちにホッとする自分がイヤになる。

 

広告を非表示にする