流行語大賞2016 ノミネート30

あさが来た。

びっくりぽんなぐらい下半身がPPAPだ。
PincoPinpinAsadachiPinco。

気付けば隣には見知らぬ女性が寝ている。

ここは間違いなく自分の家だ。民泊を始めた記憶はない。
そうこうしていると女性が目を覚ましたので静かに語りかけてみた。

「君は誰?」

女性が答える。
「アモーレ。」

まったく心当たりがない。びっくりぽんだ。
「(僕の)アモーレだというのか?誰かと間違ってない?僕は斎藤さんだぞ。君の名は。?」

「AI。」

タカマツペアの真ん中にいそうな顔のその女性は
自分のことをアイと言っているが、ますます僕には心当たりがない。

そもそも僕は結婚して子供もいる身だ。
心当たりがなくてもこの状況は非常にまずい。
嫁子供が実家に帰っているのが唯一の救いであるが
センテンススプリングで一躍名を馳せたゲス不倫そのものの状況だ。
下半身はPPAPだし、言い訳の余地がない。
保育園落ちた日本死ね、と鬼の形相で呟いていた嫁にバレたら
SMAP解散どころの騒ぎではなく、僕の家庭は解散だ。

いや、もうどうせならやっちゃおう。
この状況でどうせ言い訳してもムダならば、やるべきなのである。大学時代に学んだゲーム理論。一見不合理に思える行動が実は合理的だったりする。
僕の中で何かが吹っ切れた。これは状況に合わせた新しい判断だ。

よく見るとAIちゃんのおっぱいは
盛り土したのかと思うぐらいパンパンだし、まさにPPAPだ。PaipaiPanpanAichanPaipai。
このシチュエーションに僕のゴジラも今までにないような状態になっている。
いつもはミニラなのに、シン・ゴジラとでも言うべきか。
ED気味の僕なのにまさかのPPAPでシン・ゴジラ
EU離脱になぞらえて、ED離脱なんちゃって。

AIちゃんの聖地をマニュアル通りに巡礼し、知りうる知識をフル動員する。
そして逆にAIちゃんの神ってる聖地巡礼テクニックが冴え渡り、僕のシン・ゴジラは早くも火を噴きそうになる。
ダメだ、我慢我慢。

トランプ新大統領を思い浮かべてやり過ごそうとするがトランプの美人な娘が頭を過ぎる。
萎えさせるつもりがむしろ高まってしまった。
これが俗にいうトランプ現象か。

誰か有名漫画家がくまモン頑張れ絵のようにひな壇頑張れ絵を描いてくれないものだろうか。

文春砲で遥か彼方にブッ飛ばされた舛添不要一のあとを受けた小池都政であらゆることが見直される中、
アスリートファースト、都民ファーストなどと耳障りの良い言葉がもてはやされているが、ベッドの上では僕のミニラが一番ファーストである。

「おそまつさん。」
AIちゃんが唐突に言った。

おそ松さんってマンガの?」
聞き返した僕が悪かった。

「お粗末さんって言ったのよ!このお粗末早漏野郎!」

パナマ文書が流出した時ぐらいの衝撃であった。
こんなにハッキリと暴言を吐かれるなんて。

お粗末なのは自認している。
早漏なのも自認している。
ED気味なのも自認している。

あくまでも今までは自認だ。

今初めて他認というか、公認というか、暴言というか、なんというか。
立ち直れない僕がいる。まるでマイナス金利を導入された時の金融機関のようである。

「歩きスマホは危険ですのでおやめください。」
ポケモンGOをしながら歩いていると思われたのか、ジカ熱みたいな謎の高熱に襲われながらバイト帰りにこんなくだらない妄想をブログに書き込んでいる僕に駅員さんからの注意が飛ぶ。

もし僕が今線路に落ちて死んだら、このブログはレガシーにしてもらいたい。

そして僕の流行語というか、今年一番心に残ったセンテンスは
「歯ブラシを持ってきて欲しい。」

犯罪ダメ絶対。