モノクロとカラフル

2月14日はバレンタインデー。

様々な思惑が交錯し、女の子たちがいつも以上に色彩豊かに輝きを放ち、男の子たちは顔が赤らむ日。
みんな浮き足立ってフワフワとした感じで絵の具が混じり合うような感覚に襲われる日。

あれは20年前の1997年。
体育会系帰宅部の絶対的エースとして日々記録を更新していた高校時代のことだ。

小袋を持った女の子たちがいつもより多いなぁと思いながらいつもの電車に揺られていつもの時間に駅に着く。僕にとっては普段と変わらぬ朝だった。

いつもと変わらぬ道中でなぜか毎朝行われている草野球をいつも通りに観戦。缶コーヒーを飲みながら両チームとも応援する。

それにしてもなぜ毎日野球をしているのか。ひょっとするとプロ野球より試合数が多いんじゃないか。もしかするとたけし軍団なのか。

そんなTOYOTA式のなぜなぜを繰り返していると、そういえばなぜ今日は小袋を持った女の子が多かったのか疑問が生じた。野球のせいですぐには気付かなかったが、そうか今日はバレンタインデーか。

こんな寒い時期の大阪で早朝から野球をしているこの人たちはバカなんじゃないか、こんな大人にはなるものかと今の自分の歳ぐらいのおっさんたちに向かって思ったりもした。

結局、今の僕は野球すらしていない無職童貞と成り下がったわけであるがそれはひとまず置いておこう。

そうか今日はバレンタインなんだ。改めてそう考えるといつもと変わらぬ朝がいつもよりドキドキする1日へと変わった。

朝の電車で小袋をもらえなかったのは僕が毎朝時間と場所を決めずに適当に乗っているからだろう。女性を振り回すなんて僕もつくづく罪な男だ。

ニヤニヤと考え事をしていると知らぬ間に野球は終わっており、危うく遅刻しそうになりながら学校へと向かった。

門をくぐるとそこは彩りのない世界。黒と灰色に塗りつぶされた死の空間。急ぎ足で教室に向かう。教室は異臭が漂う生き地獄のような場所。

数名がボソボソと喋っているが僕を含めてどいつもこいつも生気のない目で、まるでいつ執行されるかわからない死刑を待つ囚人のようにただただ時を過ごす。

そう、お察しの通り、僕は男子校なのだ。
真横には共学の高校があるわけであるが、そこからたまにかすかにだが女の子の声が聞こえてくる。
そんな時は授業中でもお構いなしに「女の声が聞こえたぞー!」「うぉー!聞き逃したぁああぁ!」などと野太い声が教室中に響き渡る。
授業に集中しているのではなく、女の声を拾うことに全神経を集中させているのである。

午前中の授業が終わった昼休み、わりと仲が良かったO林の様子がどうもおかしい。僕は特に勘が鋭いわけではないけれど、斜め前の席でいつも嫌でも視界に入ってくる陰気臭いオーラしかないO林がいつものO林ではないのだ。この彩りのない空間でほんのわずかにだけど色彩を放っている気がするのだ。

今日はバレンタインデー。
いや、まさか、O林が。

確かに背は高くて細身でモテないシルエットではない。しかし絶望的な猫背だ。猫背以上の言葉がないので猫背と言っているが、デフォルメした言い方をすると、クエスチョンマークみたいになっている。

?←こんな感じ。

こんな奴が、まさか、いや、有り得ない。

けどまぁ切れ長の目は遠目から見るとパッと見は男前に見えるかもしれない。単に目が悪くて目付きが悪いだけなのだが。また浅黒く見える肌はワイルドに見えるかもしれないが顔毛と髭が濃いだけで3日に一回は眉毛も引っ付いている。

やっぱり有り得ない。
様子がおかしいのはきっと僕の勘違いなのだろう。いや本当に勘違いだろうか。

結構裕福な家らしく育ちは良さげで物静かではある。しかしそれは裏を返せばトーク力とコミュニケーション力に乏しく黙っているだけで、O林と話をしていて死ぬほど笑わせたことはあるが彼の話で笑ったことがない。絶望的におもしろくないのだ。話の構成が立てられない。抑揚がない。そもそも陰気臭い。そして何よりも笑い方がキモい。さらに言えば極めつけは1度だけ見た私服である。あれなら全身コンドームで歩いた方がマシだと思えるというか、ドン小西ですらサジを投げるレベルだと思う。

やはりO林に限ってはバレンタインデーとは無縁でしか有り得ない。完全に僕の思い違いだったようだ。

焦らせやがって。

何が「色彩を放っている」だ。
よく見るといつも以上に灰色で相変わらずひどい猫背じゃないか。

唐突にO林が振り返る。
「あのさーひな壇、これ、見てくれ。」

カバンからチラッと見せたものは僕が朝やたらと目にした小袋的なもの。

O林とバレンタインデーが結び付かなかった僕はとっさにO林はそっちの住民なのかと身構えた。男子校にはリアルにたまにそういう奴がいるが、悪いが僕はごりごりのギャル好きである。そっちの世界に興味はない。そういう趣味を否定はしないが僕を巻き込まないで欲しい。僕は静かに暮らしたいのだ。

「O林、俺にそんな趣味はない。悪いが他を当たってくれ。今後とも友人としてやっていこう。」

「もらったんだ。朝電車で。」

ちょっと何言ってるかわかんない。

俺はもらってないし。いつもバラバラの時間でバラバラの場所に乗っている僕が悪いんだけど、多分帰りには4トントラック0.000000001台分ぐらいはもらえるはずなんだけど、現時点で僕は小袋をもらっていない。1997年、年が明けてからそもそも女の子と目すら合っていない。いや今日の帰りには見つめ合うことになるんだけど、見つめ合うと素直にお喋りできないって3年後にサザンオールスターズTSUNAMIって曲で歌詞にするんだけど、風に戸惑うっていうか、今この状況に戸惑ってます。

「中学校の友達とかだろ?誰かに渡して欲しいとか?」
ダサすぎる僕。我ながらちょっと何を言っているのかわからない。

「まったく知らない子。手紙も入ってた。いつも同じ電車でうんぬんかんぬん。」

やめろO林。
4時間ほど前に通学について定時定所を定めない自分自身を市中引きずり回しの刑ぐらい責めたところだ。
いつもバラバラの時間にバラバラの電車の僕が手紙と小袋をもらったらそれはそれでオカルトにもほどがある。

しかしよく聞けO林。
絶望的なお前が小袋をもらっている今この現実がオカルトだ。震えが止まらない。何かの間違いのはずだ。落ち着け、落ち着くんだ、俺。どこかに綻びがあるはずだ。なぜなぜなぜで考えるんだ。

「け、け、けど、あれだろ?バレンタインデーといえばチョコがもらえるらしいけど、その小袋にはチョコが入ってるわけじゃないんだろ?」

「開けてないからわからないけど、GODIVAって書いてある。」

終わった。

体育会系の帰宅部でさっさと帰って勉強をするわけでもなくアルバイトをするわけでもない。もちろん女性と接点もなく、かといって悪ぶって夜遊びするわけでもない。
時刻表の限界を超える早さで帰宅してドラマの再放送をすべてチェックし撮り貯めたお笑いのチェックをする。夜はバラエティーとお笑いのチェックをし、おもしろいとは何だろうと哲学的な問答に思いを馳せる生活をしつつ、3年間学校の宿題を一切提出したことなく、提出不要のものはもちろん手をつけたこともない僕だけど、『GODIVA』という言葉がチョコレートを指し示すことは知っている。

今まさに終わった。
話を5W1Hで整理しよう。

O林はバレンタインデーに通学電車の中で見知らぬ女の子に声をかけられてチョコレートをもらった。

完全に僕の敗けだ。いわゆる完敗だ。

・・・いや待て、足りないぞ。
1Wが足りない。

いつ バレンタインデー
だれ 見知らぬ女の子
どこ 電車の中
なに チョコレート
どのように 声をかけられて

なぜ、が足りないじゃないか!
なぜなぜのTOYOTA式を繰り返すがまったくアンサーが出てこない。なぜが足りない!

5W1Hで説明できない時点でこれはノーカウントだ。
いくら4W1Hが成立しても、特に肝心要の動機部分にあたる1Wが欠如していては認めるわけにいかない。
繰り返すがこれはノーカウントだ。

論理の破綻を見逃すわけにいかない。ここは心を鬼にしてこの欠落部分を突かざるを得ない。すまんなO林、浮かれ気分はそこまでだ。

「けど、なぜくれたんだろうね?」

できることならば20年前に戻ってこの時の僕をぶん殴ってやりたい。

好きだから、に決まってるだろ。
当時の僕はいったい何を言っているのだろうか。その見知らぬ女の子はO林のことが好きだからバレンタインデーに勇気を振り絞って電車でチョコをくれたに決まっている。

完膚なきまでに隙のない強固たる論理である。

何が動機が欠落している!だ。不文律なのだ。言うまでもない前提なのだ。なぜ僕はその事に気付かず、なぜ、なぜくれたんだろうねとか聞いちゃってるんだろ。

大島渚野坂昭如をマイクでいきなり思いっきり殴り付けたように、当時の僕を殴ってやりたい。

「好きです、って渡されたんだ。」

O林よ、俺の馬鹿げたQに対して真っ向からAを返してくるんじゃないよ。

そこは不文律であり、言うまでもない前提だもんな。
クエスチョンを投げ掛けた僕が全面的に悪い。アンサーを返す必要がないクエスチョンだよな。
クエスチョンマークみたいな姿勢のお前がアンサーするのも何か変だもんな。

チャイムが鳴り先生が入ってきた。まもなく午後の授業が始まる。

O林の耳に届いたかどうかわからないけど、僕は呟いていた。

「けど、なぜO林なんだろうね。」

なぜなぜなぜが止まらない。

遠くからかすかに聞こえてくる女の子の黄色い声に耳を澄ましながら、
「やっぱり女の子は彩りがあるだけに好みも十人十色なのかな。」

モノクロの教室で僕の頭の中だけはカラフルに染まっていた。

豆まきとトランプ政策



↑おもしろい広告を見つけてとんでもないしつけがあるんだなと思いつつ、節分に思いを馳せてみた。

福は内、鬼は外。
節分といえばこのフレーズ。

しかしよく考えるとこれは非常に危険であることがわかる。

まず第一に
自分さえ良ければ何でもOK的な意味をはらんでいる点。

鬼は外。

追い出された鬼は雨風をしのぐために他の家に行くことになる。

つまり鬼を死滅させるのではなく追い出すだけでは鬼の総数は変わらず、ババ抜きみたいに他に押し付けるだけになることは容易に想像がつくだろう。

Aさんの家が豆まきをする。
Bさんの家も豆まきをする。
Cさんの家はしない。

鬼A、鬼Bは鬼Cのところに居候する形となり、C家は3鬼を抱えることになる。

ではC家も豆まきをしたとしよう。
するとD家が4鬼だ。

結局はこれの繰り返しで、豆まきしないところに鬼が集中することになるチキンレースの螺旋階段を形成するだけなのである。

本来ならば鬼×1の厄災で済んだD家は鬼×4の波状攻撃を余儀なくされ、没落する。

A家「Dさんのおうち大変らしいわよ。」
B家「えーそうなの?怖い怖い。」
C家「うちも気を付けなくちゃ。」

自分たちが元凶だとの意識なく、自分たちはますますの御加護を受けれるよう精進しようとする姿。

鬼畜の所業に他ならない。

現代社会はまさにその縮図だ。
富を成すものはますます富を得、貧しきもの貧しきままである。

格差は累乗的に開く一方だ。アメリカンドリームなんて言葉は陳腐化し、既得権益を握りしめたものだけが冗長していく。パナマ文書なんて世界的な大スキャンダルだと僕は個人的に思うけれど、今やその後の報道は一切なく、きっとほじくられたら困る人たちが権力者ばかりだということが何よりの理由であろう。長いものには巻かれるべきなのだろうか。

鬼を追い出すのではなく、鬼としっかりと向き合って折り合いをつけながら自分たちに包含していく。これが正しい豆まきの考え方であると僕は思う。

そして杞憂すべき二つ目の点は
追い出された鬼たちが徒党を組む可能性が非常に高いことである。

外に追い出された鬼がアチコチでフラフラしている様子を想像してみて欲しい。

鬼A「あれ?鬼Bさん?こんな時間に顔を腫らしてどうされたのですか?」

鬼B「いやー、お恥ずかしいところを見られてしまいましたな。ははは、今日って節分でしょ?豆を思いっきりぶつけられて追い出されてしまいましてね。」

鬼C「うわー、助けてー!」

鬼A、鬼B「ど、どうされましたか!?」

鬼C「外に出ても追いかけて豆をぶつけてくるんです!」

鬼A「それはけしからんですな!ルール違反にもほどがある!」

鬼B「そういう鬼Aさんはなぜこんな時間に?」

鬼A「家出、みたいなものですかね。」

鬼C「家出・・・?」

鬼A「子供たちも大きくなって私じゃ怖がることもなくなってきましてね、倦怠期かな?なんて思うこともあったんですけど完全に愛が冷めているというか、A家のミーティングを聞く気はなかったんですけどたまたま聞こえてきてしまってね、今年の豆まきどうする?って。そしたら下の子がなんて言ったと思います?『鬼なんていねーよ!』ですって。ここにいるよ!って叫ぼうかと思いましたよ。青山テルマか!みたいなツッコミ期待して。けどふと思ったんですよね、いくら叫んでも彼らにとって私はもういない存在なんだなって。泣いたなぁ。呑めない酒を煽って。泥酔ですよ。これがほんとの鬼殺しだー!って独りで荒れましたよ。」

鬼B「辛い思いをされたんですね。」

鬼A「はは・・・ええ、まぁ。」

鬼D「突然申し訳ない。話をお伺いさせていただきました。」

鬼C「Dさんいつの間に?というか、どうしてDさんがここに?」

鬼D「Aさんと同じというか、ちょっと違うんですけど、私も自分の存在に疑問を覚えまして飛び出してきたんです。」

鬼B「といいますと?」

鬼D「ほら、みなさんご存知の通り、D家って豆まきしないんですけど、そもそも節分の文化がないようでつまり私の存在なんて最初から無いことになっているんです。鬼Aさんみたいな急な展開も辛いでしょうけど、最初から存在がない辛さも相当なもので・・・耐え切れず飛び出してきました。存在を認めてくれるところに行こう!と。」

鬼C「我思う、ゆえに我在り。なのか、我在り、ゆえに我思う。なのか。哲学的というか、そんな悩みもあるんですね。」

鬼たちに重苦しい空気が漂う。

鬼A「・・・組みませんか?」

BCD「っえ?」

鬼A「徒党、組みませんか?ほら理由は違えども我々は何かの縁があってこうやって今ここにいる。思い知らせましょう我々の力を!」

赤信号みんなで渡れば怖くない
社会心理学でいう"リスキーシフト"だ。

個々ではある程度の常識や人格を備えている人や鬼なのに、集団となった時になし崩し的に危険な方へと傾倒していく。これがリスキーシフトだ。暴徒化する群衆などを見たことがあるだろう。まさにそれが起きようとしている。

また、ランチェスターの法則の観点からも人間にとって不利となる。

ランチェスター戦略といえば経営学に触れたことがある人ならばご存知だろうが、その戦略の元になる法則が2つある。

第一次世界大戦の時にイギリスだかそのへんの人が提唱した法則らしいが

要は

原始的な戦い方ならば、戦闘力=武器の性能×兵士数

高度な戦い方ならば、戦闘力=武器性能×兵士数の2乗

ということ。

原始的っていうのは一対一で殴りあうとかそんな感じ。
高度っていうのは遠隔で広範囲で爆弾を投げ合うような感じ。

相手の顔を見ながら棒で叩き合うのと、顔も名前もわからないけど多分この辺に打ち込めば周辺のみんな含めてきっと吹き飛ぶだろう、的な戦い方です。

後者が確率戦とも言われるわけです。

まぁ武器性能に変わりがなければ兵士数の多いほうが有利なわけ。
それが確率戦ならば2乗の力になるということである。

1の2乗は1であるが、4の2乗は16。

豆をまいて鬼を外に追いやったことで、鬼は徒党を組み、そしてその鬼たちに確率戦に持ち込まれたとしたら、16倍の力をもって襲い掛かってくる。

例えば、通常の4人家族が家で豆まきをしたとしよう。原始的な戦いだ。

武器といえば
人間は豆、鬼は金棒とパンツ。

豆の性能を1.0として、金棒は3.0、パンツは1.0としよう。

人間の戦闘力=1.0×4人=4.0
鬼の戦闘力=(3.0+1.0)×1人=4.0

見事なまでの互角だからこそ、毎年節分がうまくいくのであろう。

次に4人家族VS追い出された鬼4人による、家対外での遠隔戦を想定してみる。

高度な戦いである。

武器は先ほど同じで
人間は豆、鬼は金棒とパンツ。

人間の戦闘力=1.0×4人の2乗=16.0
鬼の戦闘力=(3.0+1.0)×4人の2乗=64.0

人間側の壊滅は一目瞭然であろう。

ましてやリスキーシフトで鬼たちのモラルはもはや崩壊している。

豆が当たって「痛いよ~。」なんて優しさを見せてくれていたあの鬼はもういない。

そこにいるのはパンツを振り回しながら金棒を躊躇なくフルスイングする正真正銘の鬼だ。

その鬼は我々人間が作り出してしまった鬼であり、鬼はむしろ被害者である。

登場人物誰もが幸せになることなく、血で血を洗う最悪のシナリオ。

鬼が鬼であることを認め内省し折り合いながら付き合っていればこんな事態にはならなかった。

追い出す、という安易な行為に出たが故の悲劇である。

トランプ大統領にこのブログを捧げたい。

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まもなく準々決勝が行われるわけであるが、納得のメンバーばかり残っている。
ド本命は
松本クラブ
ブルゾンちえみ
エハラマサヒロ
守谷日和
ヘンダーソン子安
ヒューマン中村
粗品
ヤナギブソン

勢い枠
パーマ大佐
キャプテン渡辺
紺野ぶるま
平野ノラ
サンシャイン池崎
アイデンティティー田島

それにしてもコンビで両方とも勝ち進んでいる、
藤崎マーケット
プラスマイナス

コンビでの更なる活躍を願ってやまない。

e-Taxのほんとのところ

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確定申告をe-Taxで済ます。

今年はついにこの念願が叶った。
賛否あるマイナンバーカードには電子証明書を搭載でき、カード作成時に依頼したのである。

いつも窓口に並んでおこなっていた確定申告。激烈に混み合う2-3月。おっぱいに囲まれるならばまだしも、おっさんだらけの納税大会。年度末の阿鼻叫喚。

4年前に購入したe-Taxに必要なICカードリーダーは所持金が32円まで減り、消費税すら払えないような時ですら鉄の意志で売らずに保管。

「いつかスマートに確定申告をする。」
「おっさんたちに囲まれるあの無駄な時間を、おっぱいを揉む時間に変える!いわゆるチェンジザワールドだ!」

などと、常人には恐らく理解しがたい固い信念のもと、あちらは柔らかい僕が今年ついにスマートに申告したのである。

カードリーダーでマイナンバーカードの中身を覗いてみると、僕の情報が完全無欠の丸裸状態。

すごいですわ、IT技術。

生で持ち歩くのが怖い。コンドームに入れるとかしないと大変なことになりそうなカード。

それは置いといて、確定申告するにあたり、領収書を繰り、各種証明書の抜け漏れがないかを確認し、スムーズに入力できるようにリストを作成。

おっぱいを揉む時以上に入念に丹念に準備をして取組んだわけであるが、
入力画面とかすげー親切なのね。

国税庁の「正しくきっちりと納税をして欲しい。」想いが伝わってくるというか
「おっぱいを揉むのは良いけど、ちゃんと責任とってよね!」的な、なんと言っていいのかわからないけど、おっぱいを「揉む」のではなく、「揉ませて頂く」姿勢になるというか、襟を正して取組まないといけない気持ちになりました。

ちょっとでもわからないことがあってもすぐ解決できるような流れになっていて
「あら、お兄さんおっぱい揉むのは初めて?うふふ♪遠慮しなくていいのよ、こんな感じで揉んでごらん♪」的な手ほどきをされているような感じ。

自分の所得の低さに愕然とするけども、きっちり申告して少しでも還付されるならやらなきゃ損。

ましてやその手順がまるでおっぱいを揉んでいるかのような気分になれるのだからなおさら損。

還付されたお金でオッパブにいけばおっぱい三昧の確定申告ですわ。

いや、これはもはやおっぱい申告ですわ。

マイナンバーカードをコンドームに入れて持ち歩き、家ではビールを飲みながらおっぱい申告。

所得の低さ、税金の高さを確認しながら、おっぱいを揉むかのように丹念に入力していく。

時にはじらし、時には鬼速で入力。

緩急、強弱、コントラスト、表と裏、陰と陽、振り向き美人と正面ドブス。

ホットドッグプレスで培った知識をフル動員しながら、時には応用を利かせながら

申告を進めていくのである。

e-Tax 
並び替えてみると
a-Tex

Tの前はSだから置換しても大勢に影響なし。
ということは
a-Sex

aには最上級とか最高ランク的な意味がある。

e-Tax、つまりオンラインでの確定申告とは最上級のSexのことなのだ。

なるほど、国税庁のサイト作りが洗練されているのも納得だ。

マイナンバーカードをコンドームに入れて、カードリーダーに挿入。

a-Sexの世界にようこそ。

15分の恋心

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いつもと変わらぬ谷町線
パンチの効いたパープルカラーとは裏腹に地味な路線、谷町線

そんな谷町線に乗っていると谷町線より地味でお馴染みの今里筋線クラスの地味さを放ちながら何が気に入らないのか眉間にシワを寄せて乗り込んできたブス。そして僕の座る真横の手すりにもたれるブス。本を読む僕の前をブスの鞄が幾度となく横切り、そして時には当たる。

何をどう生きてきたらこんなに他人に無関心になれるのだろうか。
扉横のポールポジションを確保するからには座っている人に髪の毛とお尻と鞄を当てないようにすることは暗黙のルールではないだろうか。

世話しなくスマホをいじるたびに鞄が揺れ動く。本を読んでいるのか革の鑑定をしているかもはやわからなくなってきた。

「んー、いい仕事してますね。江戸時代後期の名品です。大事になさってください。」などと、何でもない僕が何でも鑑定団の気分になりつつあった時、まもなく天王寺のアナウンス。

天王寺といえば大阪でも屈指の乗降客が多い駅。

ふと我に返り
「降りてくれないかな。」と願う。
するとブスが動いた。

終電車に揺られて
つかまった手すりがベトつく
短い夢の中でも
思い切りオマエは冷たいね

↑最終でも何でもなく中途半端な午前の電車に揺られて、べとつく手すりなどお構いなしに鞄をぶち当ててくるお前は冷たいね

「いつのまにか」じゃない
自分で選んで歩いてきたこの迷路

↑どのように人生を歩んできたらそんなに他人に無関心になれるのだろうか。

願いよかなえ いつの日か
そうなるように生きてゆけ
僕は僕に 君は君に
拝みたおして 泣けばいい

↑いつの日かどころか今すぐ拝み倒して降りてもらいたい。

もう笑えないテレビなら捨てて
家出の準備などしてみよう
世間をののしりゃご老人
おおオマエの胸で窒息したい

↑顔は0点だけどよく見るとおっぱい90点。窒息させて頂きたい。

誰のためでもない
流れ落ちそうなこの熱い涙は

↑そのおっぱいに顔を埋めることができるならば熱い涙を流しても良い。

願いよかなえ いつの日か
そうなるように生きてゆけ
僕は僕に 君は君に
拝みたおして 泣けばいい

↑拝み倒すからそのおっぱいに顔を埋めさせてくれないだろうか。そうなるように生きていきたい。

どこでも行ける きっと行ける
赤から黄色 白から黒へ
願いよかなえ いつの日か
そうなるように生きてゆけ
僕は僕に 君は君に
拝みたおして 笑えりゃいい

↑赤色の御堂筋線ならば黄色の今里筋線ぐらい地味なきみのおっぱいにたどり着くことができただろうか。紫の谷町線が悪いのか。
僕の股間の天使と悪魔が白黒ハッキリつけようと騒ぎ立てる。ある意味僕の股間は天王寺
拝み倒してその90点のおっぱいに顔を埋めることができればそりゃ笑顔にもなる。

Wowyeah かなへたまへ
このねがひ かなえろよ...

Wowyeah かなへたまへ
このねがひ かなえてよ...

B'zの名作が頭をよぎる。
その90点のおっぱいがもったいなくなってきて「Don't Leave Me」と願う僕がいた。

するとどうだろう。降りるような動きを見せたブスがなんと降りないではないか。

松本さん、稲葉さんへ
願いよかなえ、ではなく
願いはかなう、です。
裸足の女神よりも全裸の女神が良いです。BLOWINよりもボインが良いです。ZEROよりもEROが良いです。
Easy Come, Easy Go! よりも良い自慰Come良い自慰Goです。
B'zさん、ありがとう。

ぶつぶつ呟きながら90点のおっぱいに目をやると先程までのブス面ではなく、満面の笑みで彼氏らしき男と引っ付いているではないか。

なんだかよくわからないけど、太陽のKomachi Angelってこんな感じなのかな。

やっぱり女性は輝く笑顔が何よりも素敵だわ。これがLOVE PHANTOMか。
ミエナイチカラで元気になった僕の股間は俗にいうFIREBALL状態で、だけど顔0点、おっぱい90点のブスはもう彼氏と引っ付いており、ALONEとなった僕の股間はさまよえる蒼い弾丸なわけで、君の中で踊りたいなんて訳のわからないことを言いながら、熱き鼓動の果てにSPLASH!しそうなのを堪えつつ、心の中でARIGATOと言ってみる。

僕はデリヘルにCallingし、イカせておくれ!という衝動に駆られながらも今後人生ですることはないだろう初歩的な行為、もう一度キスしたかった